愛知県犬山市の造園屋 株式会社ニワ暮ラフト

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庭づくりブログ
2022.10.12

スッキリ。和風の小庭の改修工事 

春日井市で和風の庭を改修しました。

↑は施工前です。

昨年引退した父の頃から30年以上お付き合いしているお施主様のお庭です。

数年前までバリバリ仕事をしていた父も74歳で体調を崩し引退したくらいですから、これまでお庭を大切にされ、愉しんできたお施主様も70代、80代になるとだんだん庭の手入れも行き届かなくなります。

特に夏場の暑い時期は屋外の作業が難しく、どうしても夏場に雑草が茂り、夏を過ぎる頃には荒れてしまいます。茂ってくると蚊も増え、アシナガバチなども巣をつくり、ますます庭に出るのが億劫になってきます。

今回は、庭木を減らし、庭石を移動させ、部屋の前を広くスッキリさせたい、手入れのしやすい庭にしてほしいというご要望で改修を進めることになりました。

まずは小型のユンボを使い、ツツジや梅などを撤去します。残したいツツジとサツキ、アジサイは移植したり、一旦掘り上げておきました。

下草もたくさんあったので、ハラン、オニヤブソテツ、ツワブキ、ヤブラン、オモト、ベニシダなどシートの上に一旦掘り上げました。

ミニユンボでは動かない庭石はチェーンブロックと三又を使用して移動します。

次に庭石を据えていきます。新規で庭石を入れる場合は、せっかく購入していただいた庭石を小さく見せてしまうのはもったいないので必要以上に埋めることはしませんが、

広く見せたい場合はある程度埋めて、石の存在感を抑える工夫をします。

大きな庭石を据えたら木を植え、小さな石をあしらい、さらに下草をあしらっていきます。

ちょっとした配置や傾きで空間の見え方が変わるので、

なんども確認しながら素材同士が関係し合い、空間が最も引き立つ、ちょうど良い具合を探ります。

これまでサザンカの生垣の前にツツジやサツキ、ヤツデなど常緑樹が重なっていたので緑が濃く茂った感じがしていましたが、ナツハゼやシロモジなどの落葉の中低木を植栽することによって緑のスッキリ感と季節感を感じられるように心がけました。

このように何十年と眺めてきた庭石も、組みなおすことで、また新鮮な気持ちで眺めることができます。

蕾をたくさんつけた日本シャクナゲも植え込み、来年が楽しみです。

整地が完了したら防草シートを張り、砂利敷きで仕上げです。

続きは次のブログで。

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