９月中頃に、犬山城下町でお仕事をしているときに社長から松野さん如庵って知ってる？と尋ねられて私は美味しい中華屋さんですか？と回答してしまった結果、、

庭師の勉強のため急遽、社員と社長と３人で国宝茶室如庵を見学する機会をいただきました。

茶室として歴史的価値が高い如庵ですが、そのお庭にも長い年月をかけて守られてきた伝統と技術が詰まっていました。お庭に足を踏み入れますと一見すると自然そのままに見えますが、松やツツジなど生垣のサザンカや低木や苔などが丁寧に管理されていました。如庵の庭を歩くと足元にある石畳がお庭全体の美しさを支えて風景との調和を保っていました。

国宝の茶室にガイドさんが説明をしてくださいました。

茶室は小さい部屋ながらも工夫した間取りなんだと熱く語っていらっしゃいました。とても分かりやすい説明でした。

 

茶室ということで栗きんとんとお抹茶もいただける場所があり、現場帰りなので地下足袋ぬいで見晴らしの良い雰囲気の中お茶をいただきました。

とてもおいしかったです。

社長は茶道の心得があるので隣でいろいろ手ほどきをうけました。

 

今回の見学を通して庭造りは本当に奥が深いと実感いたしました。

現代でこのようなお庭を造るということは数少ないですが、四季折々の変化を愉しめる植物の配置や自然と人工物の調和や、自然の一部のあるかのような考えられた石の使い方などとても勉強になりました。一人前になったときにまた如庵のお庭にいってみたいと思いました。