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初めに作った庭(新築から3か月後)
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試行錯誤中の庭(新築から1年10カ月後)
最初はかなり和風な庭を作った。チェーンブロックを使い大きな庭石を据え、杉ゴケも貼った。何を目指したいのか中途半端で、違和感を感じながらもどうすればいいのか分からなかった。そのあと、薄い輸入石材の板石を入れてさっぱりさせてみたり、蛭川御影の景石を何個も入れて、妻に石が多すぎると言われ、苦労して据えた石をまた持ち出したり試行錯誤しました。
AFTER
施工後(新築から3年11か月後)
食事をするときも、キッチンで料理や家事をするときも、一番目にする庭。リビング前の南側の庭よりもプライベート感があり、日々の生活の近くに庭があるので、どんな庭にすれば自分も家族も気持ちよく楽しく暮らせるのか考えた。出来てみると、まさにアウトドアリビングと呼ぶにふさわしい、居住空間が外まで広がったような心地よさが生まれた。また、石畳と緑とウッドフェンスやウッドデッキで構成する木漏れ日が心地よいナチュラルなアウトドアリビングが、石材や植栽の種類を入れ替えることで色々なテイストに仕上げることができるので、ニワ暮ラフトの看板商品として育てていきたい。
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施工前(新築から1か月後)
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施工後(新築から3年11カ月後)
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部屋の中から眺めても、庭に出て眺めても景色になるように何度も確認しながら作業を進めた。自宅のため、しばらく過ごしてみて気になれば手直しをして、何気ない心地よさや、ちょっとした違和感を感じながら試行錯誤を重ねた。こうした作り手と住み手の両方の目線で庭づくりを進められたことは大きな経験となった。日々の手入れや家族でどう使って愉しむかも、試しながら勉強中。
建築の設計当初は広めのウッドデッキが図面に描かれていたが、和室にウッドデッキが合わないのではと考え、変更を申し入れ結果的に中途半端な幅の濡れ縁にしてしまった。和室をぐるっとL字に囲んでいるため、腰掛けるだけにしては長すぎ、くつろぐには幅が狭すぎて使い勝手が悪かった。この和風の濡れ縁に合わせて庭を作ると、和室からの眺めは良いが、ダイニング側からは渋すぎ、妻からは和になりすぎないように、石が多くなりすぎないように注文(苦情?)を受けた。また建築が柱や梁など構造を見せず、木組みなど匠の技も見せないスッキリした仕様のため、30代をずっと技術派で突き進んできた自分としては技を見せたいが、そこを求められていないので試行錯誤の繰り返しでした。
Date
家族構成 | 梅村 妻・長男・次男 代表梅村の自宅兼オフィスの庭 |
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