庭と和を愉しむ暮らし

先日、犬山城下町の古美術ギャラリー昌永さんで、庭を隠さない風炉先を相談したところ、こんなお洒落な風炉先を見せていただきました。

「ねじり梅」という模様の切り抜きがされており、木枠も上品で、繊細な匠の仕事に一目ぼれ。丸卓と一緒に購入してきました。

なかなか和室でお抹茶を点てる機会がないのですが、気分だけでも飾ってみました。朝鮮風炉の敷板がないので、木箱のフタで代用。今度、入手します。

こちらは正月にお茶を点てた時の写真です。この風炉先も正月らしくて良いですが、庭が見えるといいなと今回の風炉先を手に入れました。

まだ9月で風炉の季節ですが、試しに炉畳を開いて炉をセットしてみました。和紙のプリーツスクリーンを上げるとかなり開放的で、庭とつながった雰囲気になります。

『庭のある暮らし』というコンセプトに、この風炉先がマッチしています。

普段は和室でポケモンカードゲームをしたり、ラキューをしたり、子供との遊び場になっていますが、たまにこうやってきちんと片付けて、茶道具を飾ると良い雰囲気になります。

日常の生活感の中で緑に包まれ、豊かな気持ちになったり、心が癒される、そんな庭のある暮らし。

時々、スッキリ片付けて日本の文化に触れたり、季節の旬をを先取りしたり、あえて効率より手間のかかることを愉しんだり。

時には我が家であって我が家ではないような、そんな非日常が感じられる。

部屋にいながら庭とつながり、庭に出て部屋のように使ったり。

日常と非日常、両方愉しめる、そんな庭のあるライフスタイルをぜひ一緒に考えていきたいなと思います。